2018年1月09日 13:00
がん患者のオピオイド誘発性便秘に対するナルデメジンの効果
【本論文に着目した理由】
がん性疼痛に対するオピオイド投与時に,便秘(オピオイド誘発性便秘=OIC)はしばしばみられる有害事象である
これまで様々な下剤が使用されてきたが,その効果は必ずしも十分ではないこともあり,また内服増加による負担も問題であった
本研究は,新規の末梢性オピオイドμ受容体拮抗薬であるナルデメジンの効果と安全性を検証したものである
【著者および私の見解】
2週間の無作為二重盲検第III相試験(COMPOSE-4)と12週 ...
解説対象の論文
J Clin Oncol. 2017 Dec 1;35(34):3859-3866
オピオイド誘発性便秘の癌患者におけるナルデメジンのランダム化第III相拡大試験
- 原題
- Randomized Phase III and Extension Studies of Naldemedine in Patients With Opioid-Induced Constipation and Cancer.
- PMID
- 28968171
- Impact factor
- 18.04
サマリー
